私が愛用しているキーボードはFILCOのMajestouch 2 HAKUA Tenkeyless。
このキーボードを買った当初は白を基調としたデスク環境を整えようと思っていたのですが、計画性がない私は気づけば真っ黒なアイテムばかりが増えており、キーボードだけ真っ白なのでかなり浮いてしまっています。
そこで今回は白一色のMajestouch 2 HAKUA Tenkeylessを模様替えしようということで、FILCOから今年の夏に発売されたキーキャップ「FKCS108AGP2」を購入してみました。
パッケージ開封
若干安っぽい外箱。精密機器ではないので別に問題はありません。
商品の本名はASAGI×Gray 2 tone Keycap set 108キーです。
中身はこんな感じ。
- キーキャップ
- キープーラー(キーキャップを外す道具)
- サイズ違いのキーキャップ4種類
- スタビライザー用のアタッチメント×たくさん(無くさない限り足ります)
- 取扱説明書(スタビライザーの外し方のみ)
私のMajestouchはテンキーレスモデルなので右側のテンキー部分はいらないんですよね。
ここだけ売っちゃおうかな。
キーキャップの交換作業
まあこれと言って難しい作業ではありません。
唯一気をつけなければいけないのが、Majestouchシリーズのキーキャップには大型キーにのみスタビライザーという金具がついています。
これを誤った外し方で取ろうとするとキーキャップの破損に繋がりますので、しっかり手順を確認してから作業をします。
それでは早速やっていきましょう。
まずは付属のキープーラーを使ってスタビライザーがついた大型キー以外を引っこ抜きます。
キープーラーを使う際のコツ
①キープーラーの先端を軽く広げ、キーキャップに対して平行に挟み込む。
②キープーラーを45度ほど回してキーキャップの角に引っ掛ける。
③そのまま真上に引っこ抜く←変な方向に引っ張ると最悪キースイッチが折れます。
スタビライザーの外し方実践
まずは他のキーと同じようにキーキャップをキースイッチから抜きます。
スタビライザーが引っかかっているため完全には抜けないのでとりあえずキースイッチから外れた状態にしておきます。
そしたらスタビライザーからキーキャップを外すための道具を用意します。
なんでコレ用の道具は付属しないんだ?と疑問に思いましたが、取扱説明書ではマイナスドライバー等を使用してくださいと記載されています。
マイナスドライバーだと傷が付きそうだったので私は竹のつまようじを使ってやっていきます。
※力をかける作業になりますので、ある程度強度があるものを使用しないと折れます。
用意ができたらキーボードの奥側を手前にして逆向きにします。奥側から作業したほうがやりやすいからです。
そのままキーキャップをキーボード前方に倒すとCの字をした金具がキーキャップに引っかかっているのがわかります。
この金具をマイナスドライバー(私はつまようじ)を使い横に引っ張ってキーキャップの穴から外していきます。
外れました。
コレと同じ作業をEnterキーとSpaceキーでも行います。
スタビライザーはキーによってついてる向きが違うので注意が必要です。付属の説明書に配置図が乗っていますのでしっかり確認していきます。
これで全部外れました。続いて新しいキーキャップを取り付けていきます。
キーキャップの取り付け
まずは新しい大型キーにスタビライザー用のアタッチメントを取り付けていきます。
キーキャップの裏面に十字の形に切れ込み(キースイッチにさす穴)があるのでそこにこのアタッチメントをはめ込みます。
※アタッチメントははめ込む向きが指定されています。向きは取扱説明書に乗っていますが、先ほど取り外した古いキーキャップでも確認できます。
スペースキーは上面に何の刻印もないので取り付けの向きが分かりずらいですが、このキーキャップは手前側にFILCOの刻印があります。
あとは逆の手順で組み付けていきます。
スタビライザー用アタッチメント向きが正しいことを確認したら大型キーを取り付けます。
スタビライザーは外した時と同じように軽く横に広げてアタッチメントの穴にはめます。
位置のミスがないように取り付けていき、仮取り付けが完了しました。
横から見て飛び出てるキーがあればそれはしっかりハマっていないので、強く押し込んで全て均等になるようにします。
完成しました!!
高級感がありめちゃくちゃ引き締まってます。
before
after
使用感レビュー
キーキャップの交換は所詮自己満
レビュー1発目から元も子もないことを言いますが、キーキャップを変えたところでタイピング速度は変わりませんし、パソコンの性能が上がる訳でもありません。
印字が削れて見えなくなるほど使い込んだキーキャップを交換する場合を除き、キーキャップ交換はただの自己満です。
とはいっても毎日触るものなので自己満がモチベーションにつながって結果的に生産性を高めてくれることでしょう。多分。
PBT素材の2色成形で耐久性はトップクラス
現在市場に出回っているキーキャップは主にABS樹脂製のものとPBT樹脂製のものがあります。
それぞれの特徴は以下の通りです
ABS樹脂(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン)
- 加工が容易
- 安価
- 2色成形の製品が多い
- テカりやすく安っぽい
PBT樹脂(ポリブチレン・テレフタラート)
- 素材自体が硬質で加工が難しい
- 高価
- 昇華印刷の製品が多い
- ザラザラした触感でテカらないため高級感がある
で、なにがすごいの?ということですがこのキーキャップは加工が難しいPBT素材にもかかわらず2色成形を採用しているのです。
つまり、PBTによってモノとしての強度を確保し、2色成形によって印字への耐久性も確保されています。
これは最強の組み合わせですね。
目立たないがバリがある
厳密に言えばバリというか成形跡のようなものです。
裏面を見るとそこそこチープ感はあります。まあそもそも見えるものじゃないのでヨシです。
もともとついていたキーキャップとの比較。2色成形だからしかたないんですかねえ。
まとめ
良いところ
- 高級感がある
- PBT素材でありながら2色成形という最強の組み合わせ
- 長く使える
微妙なところ
- 裏面に成形跡のようなバリがある
- 自己満の世界なので費用対効果は少ない