現代人には欠かせない生活必需品である電池。
私はかれこれ3年ほどエネループを使用していたんだけど、結局、充電池を手放して使い捨てのアルカリ電池に戻した。
なぜその決断をしたのか、管理の手間・電池自体の特性・コストパフォーマンスの3つを軸に経緯をお話していきたいと思う。
なぜ充電池(エネループ)をやめたのか
そもそも電池を使う機器が少ない
じゃあなんで充電池を買ったんだよという話はいったん置いておくとして、充電池からアルカリ電池に乗り換えた理由としてはこれが最も大きなポイント。
実際に電池を使用している機器は作業用のライト、マウス、リモコン類くらい。
作業用のライトはそもそも使う機会が少なく、それに伴い電池交換をする機会もかなり少ない。マウスは毎日使うためコンスタントに電力を消費するものの大きな電力を必要としないガジェットだから、単三電池1本で半年~1年ほどは持つ。
リモコン類に至っては操作時の一瞬しか電力を使わないので電池の交換頻度は年単位レベル。
この環境下で充電池を使用し続けるメリットが無いということに気づいた。

充電池は自然放電量が多い
電池は種類に関わらず使用していなくても保管しているだけで放電をするため、容量が少しずつ減っていく性質を持っている。
これを自然放電と言うんだけど、充電池は一般的にこの自然放電量が多い傾向にある。
とくに、エネループをはじめとしたニッケル水素電池はフル充電をしても1ヶ月の放置で約20%~30%ほど減ってしまうため、充電済みとしてストックしておいてもいざ使うときに長く持たないということがあり、災害用や緊急用を目的とした長期保存には不向き。

コスパの良さは使い方次第
充電池は初期投資こそ高額なものの、使い続ければ乾電池よりもコスパがいいと言われている。
ただ、それはあくまで理論上の話。
使用目的や実際の環境を考慮するとあながちそうとも言えない。
元が取れる充電回数
まずは充電池とアルカリ電池それぞれ1本当たりの単価を見ていこうと思う。
エネループ(単三)の現在の価格は4本入りで2180円。それに加え2500円程度充電器が別途必要になるので合計の初期投資は4680円。つまり、単三充電池1本あたりの単価は1170円。
アルカリ電池はモノによってかなりピンキリだけど、私が使用している無印のものだと単三が4本入り120円だから1本あたりの価格は30円。
充電池は維持費として充電代を加味する必要があるんだけど、1本の充電にかかる価格はメーカーの公称値で0.2円と微々たるもの。てことで計算に含めないとしても元を取るのには39回の充電が必要になる。

実際に使用してみて分かった充電頻度の少なさ
実際にエネループを使用してみると、3~6か月に1度充電するかしないか程度の充電頻度なので、あれ?このままだと元を取るのに何年かかるんだ?となってしまう。というか現になっていた。
仮に多く見積もって3ヶ月に1回の充電だとしても元を取るのに約10年もかかる。
10年間使ってようやく元を取ることができる一方、10年間ずっと充電作業と管理がつきまとうことになるため、一概に充電池はコスパが良いと言い切れない。


逆に言えば、高頻度で電池の交換が必要な機器がある場合は充電サイクルも短くなるので、簡単に元を取ることができる。
アルカリ電池に変えてみて感じたこと
長期保存に適しているため安心
充電池をやめた理由で自然放電について触れたんだけど、一方で使い捨てのアルカリ電池は自然放電量が少なく長期保管に適している。
具体的な減少量は年間で数%ほど。ニッケル水素電池の減少量は1ヶ月で20%~30%なので、かなりの性能差があることが分かる。
電池の交換頻度が数ヶ月単位の場合や災害時の持ち出しに使うなど備蓄目的である場合は、自然放電量の多い充電池ではなくアルカリ電池が最適。

過放電には注意が必要
残量が無くなった電池を機器にセットしたままでいると、過放電により電池内部でガスが発生し圧力が上昇する。アルカリ電池ではその圧力による爆発を防ぐために電解液が漏れ出す機構になっている。
いわゆる液漏れというヤツ。
この電解液はセットしていた機器を故障させる原因にもなるし、強アルカリ性のため化学やけどや失明のリスクがある危険な液体。
適切に管理していれば過度な心配は必要なさそうだけど、一応そういう特性もあるということは念頭に置いておこうと思う。

立ち回りが超シンプル
乾電池は使い切ったら捨てて新品をセットするだけ。洗剤やティッシュなどと同じ消耗品で、いたってシンプル。
強いて欠点を挙げるとすれば定期的な購入が必要なことだけど、割高とはいえコンビニなどでも手に入るので、入手性という面でもかなり優秀。
まとめ
- そもそも電池を使う機器が少ないと充電池を使うメリットが少ない
- 充電池は自然放電量が多くフル充電を維持しづらい
- 充電池のコスパは使い方次第だが元を取るのには時間がかかる
- アルカリ電池は長期保管ができる
- アルカリ電池の欠点は過放電による液漏れリスクがあること
- 使い捨ての乾電池は管理の手間がなく入手性にも優れている


