SONYの大人気ワイヤレスイヤホンWF-C500は、SONY製品の中でもエントリーモデルとして発売されており、私自身も有線イヤホンからBluetoothイヤホンに乗り換える際に検討した1台です。
とりあえず最初は価格面で有利だったRazer Hammerhead True Wireless(名前長すぎ)を購入し、訳あってすぐにこちらのWF-C500を購入しました。かれこれ2年愛用しておりますので、使用感とともにレビューしていきたいと思います。
評価のポイント
・私が個人的にイヤホンに求める以下の5項目で評価します。
- 音質・・・まずは何と言っても音質。オーディオ関係のアイテ厶では最重要ポイントですね。また音質には好みがあるため、難しいところでもあります。
- デザイン・・・続いては人によって音質よりも大事かもしれない見た目。屋外で使うことが多いため見た目も大事ですね。毎日使うものなので見た目も重視してます。
- フィット感・・・肌に直接触れるものですのでフィット感も求められます。長時間つけてても違和感なく使い続けられるかは、快適な音楽鑑賞・仕事効率化に繋ります。フィット感に関してはイヤーピースを変えたりなどいろいろ工夫はできますが、元々の市販されている状態で評価します。
- その他の機能・・・搭載されている機能や技術といった性能面です。ここはアイテムによって大きく異なり、差別化が図りやすいポイントでもありますね。スペックや仕様は公式サイトなどで調べればわかることだと思うので、個人的にイイと思ったところをピックアップして評価します。
- コスパ・・・最後の評価ポイントはコスパです。上の4項目だけで点数をつけてしまうと、どうしても値段が高いものほど有利になってしまいます。そのため、公平性を保つという観点から、値段も考慮して総合的に評価していきます。
・各項目10点満点でトータル50点が最高点です。
・あくまでも私の主観による感想です。
いざ評価
音質
9点
さすがのSONYといったところで、エントリーモデルでありながらなかなかの高精細サウンドとなっています。低音はそこまで強くないですが、カナル型でもともと遮音性が高いことから、低音が潰れることはなく聞いていて疲れない点で私好みです。
中高音域はとてもクリアでBluetooth特有のホワイトノイズを一切感じません。中高音よりのバランス型という感じです。
デザイン
7点
イヤホン本体は丸くてかわいいデザインで、カラーはホワイト、ブラック、アイスグリーン、コーラルオレンジの4色展開となっています。すべてマット調な質感で安っぽさはあまり感じません。
問題はケースなのですが、これが貧弱な感じで、見た目的にかなり安っぽいです。安っぽい上に滑りやすい質感のため、実際私が2年使用したなかで何回も地面に落としていますが、問題ないのでなんだかんだ信頼しています。
もちろん電子機器であるため落とさないに越したことはありませんが。
フィット感
8点
ここが凄く難しいのですが、普通の生活の中ではとても良いのですが、アクティブなシーンでは外れるおそれがあるため避けたほうが良さそうです。
カナル型のイヤホンであるため、イヤーピースのサイズを変えることができますが、私の場合どのサイズにしても頭を大きくふるとすこしずつズレてきます。
ランニングや軽い運動の時は全然大丈夫ですので私は気になりませんでした。WF-C500に限った話ではないですが、このタイプは耳の形に合わせて引っ掛けるのではなく、耳に押し込んで装着するのでその辺りは仕方ないのかもしれません。
その他の機能
8点
このイヤホン、バッテリー持続時間が驚異的です。イヤホン単体でフル充電だと10時間持ちます(ケース含めると20時間)。買う前は「うわすげーな」くらいにしか思って無かったのですが、実際使ってみるととても便利で一日ちょっと出かけるくらいなら、ケースを持ち運ぶ必要がなくなります。
これに関して注意点ですが、イヤホン単体で電源コントロールができないので、ケースがないとスマホとイヤホンは繋いだままになります。
また、コントロールボタンが物理なのも個人的にはGOODで、誤操作防止になります。また、防水性能はIPX4となっており、小ぶりの雨くらいでしたら平気です。
さらに、SONY製ヘッドホンやイヤホンの設定をカスタマイズできる純正アプリ「Headphones Connect」に対応しているため、イコライザーで音質を自分好みに調節できます。
これ以外は特筆する機能はなく、ノイズキャンセリングや外音取り込みなどもありません。
Bluetooth対応コーデックはSBCとAACのみとなっており、ハイレゾなどには対応しておりません。というか1万円前後でこれらの機能がついていたらかなりヤバいです。
コスパ
8点
現在の定価は10450円となっています。天下のSONYということもあり、エントリーモデルながら決して安くはないと言えます。
しかし、1万円という価格帯のワイヤレスイヤホンとしてはかなり高水準な音質、バッテリー性能、接続安定性を備えつつ、性能面でもベーシックな1台としての最低ラインをしっかりと抑えてあります。
Amazonでワイヤレスイヤホンを漁れば同価格帯でも機能面がもっと充実したものがあるかもしれませんが、音質とバッテリー性能だけでもコスパが良いと言えます。
合計 40点/50点
まとめ
いいところ
- 連続再生10時間という圧倒的なバッテリー持ち
- 高精細なサウンド。ワイヤレスとは思えないレベルでノイズが少ない。
- SONYの純正アプリ「Headphones Connect」 に対応しており、イコライザーによるカスタマイズが可能。
- 安っぽくはない。かわいい系のデザインであるため好き嫌いがありそうだが私は好み。
- 4色から選べる。
気になるところ
- ケースがチープで安っぽくみえる。さらに滑りやすい=落としやすい
- 激しい運動時は耳から落ちる可能性あり。ランニング程度なら余裕◯
- 音質面やバッテリー持ちといったワイヤレスイヤホンの基本には強いが便利機能などはほぼ無い。
最後に
私は現在このWF-C500を自宅で家事をしているときや、ゲームをしながらの通話時に使っています。先日Marshallのワイヤレスイヤホンを外出用に購入してから、主に室内メインとなっていますが、いまでもバリバリ使わせてもらっています。SONYという安心感はなににも代えがたいですねww
【レビュー】MarshallのワイヤレスイヤホンMinor IIIを2ヶ月使った感想【雑感】←Marshallのワイヤレスイヤホンのレビュー記事
初めてのワイヤレスイヤホンがほしい方や、Amazonなどによくある無名のワイヤレスイヤホンからのステップアップにはもってこいだと思います。逆に、ノイズキャンセリングや外音取り込み、ハイレゾなどを求めている方はやめておきましょう。
定価は1万円を超えていますが、現在Amazonでは8000〜9000円ほどで買えるようですのでかなりお得になっています。楽天やヤフーショッピングなどでもポイント還元でお得に購入できますのでぜひご活用ください。