充電器といえば前回紹介したMATECHのSonicharge 100W Pro Xが最強でこれ一つあれば事足りるのですが、いかんせん重いしデカい。
もっとコンパクトで収まりのいい充電器を探していたところ出会ったのがこのNovaPort TRIO II。
Sonicharge 100 Pro Xとの比較を含め、レビューしていきたいと思います。
パッケージ開封
外箱は紫色が目を引くデザイン。
この紫色には「CIO PURPLE」という名前が付いていて、未来へのわくわくを表現したCIOのブランドイメージカラーだそうです。
ケーブル類の付属品は一切無く、本体のみのパッケージ内容。
あとは取説などの紙が多めです。
使用感レビュー
持ち運び用充電器の最適解
最大67W出力というノートパソコンへの給電も可能なスペックを持ちながら、サイズは横54mm、縦40mm、厚さ30mmというコンパクト設計。
大体と同じサイズ感。縦横だけでいえばクレジットカードを真っ二つに折った状態とほぼ同じサイズ感です。
ACアダプターは出力に比例してサイズも大きくなりがちですが、NovaPort TRIO IIは出力とサイズの落とし所を上手くつけてると感じます。
また、メインのUSB-Cポート×2に加えUSB-Aポートがあるのも注目ポイントの一つ。
普段はあまり使いませんが、保険として2種類のポートが備わっているといざというときに安心できます。
質感はGOOD
外装はプラスチック製でありながら剛性がしっかりあるため、安っぽくなく堅牢なデザインがGOOD。
また、特徴的なのがシボ感のある表面加工。これによってキズや指紋が目立ちにくく、ガシガシ使っていける1台といった印象です。
各ポートのUSB端子にはパッケージデザインにも採用されていた「CIO PURPLE」があしらわれており、紫のアクセントカラーが配色されています。
自宅でのメイン使用には力不足
これは環境によるところが大きいですが、スマホとノートパソコン、その他ガジェット類をまとめて充電するとなると67Wでは力不足です。
実際にメイン使用をしてみましたが、やはり最低でも100Wは欲しいなと感じました。
パソコンはデスクトップ派という方や、そもそもパソコンをあまり使わないという場合にはこれ1台あれば十分でしょう。
MATECH Sonicharge 100W Pro Xとの比較
最大出力が100Wと67Wの比較なので、Sonicharge 100W Pro Xから単純計算で67%ほど小型化されていれば満足ですが、ほぼ倍小さくなっています。
続いて重量の比較。
NovaPort TRIO IIは99gでギリギリ100gを切りましたが、Sonicharge 100W Pro Xは200g。サイズと同じく重量もほぼ倍の差があります。
ポートごとの出力
使用するポートの組み合わせによって変動する出力を表にまとめてみました。
C2ポートは最大67W出力ですが、Aポートとの併用時に最大15Wまで低下するため注意が必要です。
1ポート使用時
C1 | 67W | ||
C2 | 67W | ||
A | 18W | ||
合計出力 | 67W | 67W | 18W |
2ポート使用時
C1 | 65W内で自動振り分け | 45W | |
C2 | 65w内で自動振り分け | A含め最大15W | |
A | 18W | C2含め最大15W | |
合計出力 | 最大65W | 63W | 15W |
3ポート使用時
C1 | 45W |
C2 | A含め最大15W |
A | C2含め最大15W |
合計出力 | 60W |
まとめ
ノートパソコンとスマホをガシガシ使う私のようなユーザーにとって、67Wの充電器というのは決してハイパワーとは言えず、これ1台だけでは力不足感が否めませんが、NovaPort TRIO IIの強みはそのサイズ感。
100Wや140Wの充電器は小型を謳うものの中でも持ち運びに適したサイズでないことが多い中、NovaPort TRIO IIは出力に比べかなり小さくまとまっており、持ち運びにピッタリなサイズ感となっています。
まさに「持ち運び用充電器の最適解」と呼べる1台です。