【レビュー】Logicool M575SPを3ヶ月使ってみた感想

パソコン・周辺機器
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デスクの省スペース化を図って、マウスを光学式からトラックボールに買い替えてみようと思い、初のトラックボールマウスとして購入したM575SP。

購入して3ヶ月ほど経過した今、実際の使い心地はどうなのか、一般的な光学式マウスと比べてどちらが良いのかをレビューしていきたいと思う。

開封の儀

思ったよりもコンパクトで、高級感は特にないもののしっかりしたパッケージ。

パッケージ内容はM575SP本体と注意書きの紙のみ。

本体裏側の電池ボックスを開けると絶縁された状態でテスト電池が入っており、紙を引き抜くと通電する。

使用感レビュー

エルゴノミクス形状で体に優しい

M575SPでまず特徴的なところが人間工学に基づいたエルゴノミクス形状。

本体自体に大きな傾斜がついており自然な形で握ることができるため、長時間の作業でも疲労がたまらない。

ロジクール公式ページによると、この特徴的なエルゴノミクス形状は人間工学専門家に認定されており、前腕の筋肉緊張を25%軽減するというデータもあるんだとか。すごい。

抜群の静音性能

旧モデルであるM575と比べ、M575SPはクリック音が80%軽減されているため、静音性能はかなり良いと感じた。

また、クリック感が犠牲になっているということもなく、しっかりとしたクリック感と静音性能を両立している。

実際に使っていると、クリック音よりトラックボールの操作音のほうが若干大きいかなというレベル。

5ボタン構成でカスタマイズが可能

デフォルトでの割り当ては以下の通り。

  • 左ボタン→左クリック
  • 右ボタン→右クリック
  • ホイール→スクロール
  • ホイールボタン→オートスクロール
  • ショートカットボタン上→進む
  • ショートカットボタン下→戻る

いたってシンプルな割り当てで誰でも使いやすい万人受けの設定になっている。ロジクール製デバイスのカスタマイズを行える公式ソフト「Logi Options+」を使うことで、自分好みに割り当てることもできる。

カスタマイズできるボタンは2つのショートカットボタンとホイールボタン(ミドルボタン)の3か所。

トラックボールのポインター感度も調整することができる。

こだわりがなかったり特殊な使い方をしない場合は、デフォルトのままが一番使いやすいのではないだろうか。

USBレシーバー付き

M575ではUnifyingに対応したUSBレシーバーが付属していたのに対し、M575SPには最新技術のLogi Boltに対応したUSBレシーバーが付属。

どちらもロジクールのワイヤレス通信技術で、レシーバー1つで最大6台のロジクールデバイスを接続することができ、Logi Boltでは接続性・安全性・省電力性が進化している。

このUSBレシーバーは電池ボックス内に格納されており、これを使って接続することでBluetoothを搭載していないパソコンでもM575SPを使用することが可能になっている。

慣れるまでが大変

ここは個人差が大きく出るところだけど、一般的な光学式マウスを長年使用していると「マウスは動かして使うもの」という認識が根付いてしまっているため、使い始めはカーソル移動の際にM575SPを動かしてしまうことが多々あった。

私は1ヶ月もすればだいぶ慣れたんだけど、精密なカーソル操作が求められる時はいまだに光学式マウスのほうが使いやすい感じはある。

保証期間が長い

M575SPには2年保証付きの通常モデルと1年保証付きのオンライン限定モデルがあり、本体カラーによって違ってくる。

この記事で紹介しているオフホワイトの「M575SPOW」とグラファイトの「M575SPGR」は通常モデルのみで、ブラックは通常モデルの「M575SPBK」とオンライン限定モデルの「M575SPda」がある。

オンライン限定モデルのM575SPdaは通常モデルよりも安価に購入できる分、保証期間が短くなっている。

保証期間の長さ=メーカーの製品への自信と捉えることができるので、好印象かつ安心して使用することが可能。

M575との違い

ロジクールのM575シリーズには、今回レビューした「M575SP(2024年9月発売)」の他に、旧モデルである「M575(2017年9月発売)」がある。

基本的にはM575SPが上位機種だと考えて差し支えないが、細かいところを比較していこう。

まずはカラーバリエーション

M575のカラーバリエーションははグラファイト、オフホワイト、ブラックの3種類で、トラックボールは全てブルーで統一されていたんだけど、M575SPはその3種類に加え、ブラックにシルバーのトラックボールを装備したモデルが新登場。

M575は全3種類、M575SPは全4種類のカラーバリエーションということになる。

続いての違いは静音性

静音性については使用感レビューでも触れたように、M575SPはM575に比べクリック音が80%軽減されている。

M575がカチカチという音であるのに対し、M575SPはコツコツという音。

最後がUSBレシーバーの違い。

こちらも使用感レビューで触れたことの繰り返しになるんだけど、M575はUnifying対応のUSBレシーバー、M575SPはLogi Bolt対応のUSBレシーバーが付属している。

どちらもロジクール製デバイスを接続するための技術でLogi Boltのほうが最新。UnifyingとLogi Boltは互換性がないので注意。

まとめ

光学式マウスとトラックボールどっちがいいか

結局のところ、光学式マウスとトラックボールマウスはどちらがいいのかなんだけど、個人的にはトラックボールマウス一択

本体を動かすことなくカーソル移動できるためデスク上の省スペース化につながる。独特なエルゴノミクス形状によって疲労も軽減されやすい。

ただ、トラックボールマウスの弱点であり、光学式マウスの強みともいえるのが精密な操作だ。

光学式マウスは、動作の精密性を高めるため感度を低めにしても、腕の振り方次第ではカーソルの移動速度・移動量を稼ぐことができる。対してトラックボールマウスでは親指の動きに限界があるため、低感度では使い物にならない。

そのため、FPSをはじめキーマウでPCゲームをする場合や、何か特殊な作業でかなりの精密性が求められる際は、光学式マウスのほうが適していると言える。

いいところ

  • エルゴノミクス形状で体に優しい
  • 静音性ヨシ
  • ボタンの割り当てをカスタマイズできる
  • Bluetooh非対応のパソコンでも使える
  • 保証が2年ある

残念なところ

  • 慣れが必要
  • 精密な操作には不向き
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