【おすすめ】オーディオテクニカ ATH-M50xBT2を1年使ってみた感想【レビュー】

オーディオ

私がこのヘッドホンを購入して間もなく1年がたちます。音楽鑑賞をメインに、動画編集やゲームなど様々なものに使ってきた私が、各項目ごとに感想と点数をつけ、自分なりに評価していきたいと思います。

ヘッドホンを探していた方や、ATH-M50xBT2が気になっていた人の参考になれば幸いです。

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評価のポイント

私が個人的にヘッドホンに求める以下の5項目で評価します。

  1. 音質・・・まずは何と言っても音質。ヘッドホンに限らずオーディオ関係のアイテ厶では最重要ポイントですね。また音質には好みがあるため、難しいところでもあります。
  2. デザイン・・・続いては人によって音質よりも大事かもしれない見た目。屋外でヘッドホンを使う人も珍しくない現代では見た目も大事ですね。私は基本的に家でしか使いませんが、毎日使うものなので見た目も重視してます。
  3. フィット感・・・ヘッドホンにはフィット感も求められます。長時間つけてても違和感なく使い続けられるかは、快適な音楽鑑賞・仕事効率化に繋ります。フィット感に関してはイヤーパッドを変えたりなどいろいろ工夫はできますが、元々の市販されている状態で評価します。
  4. その他の機能・・・搭載されている機能や技術といった性能面です。ここはアイテムによって大きく異なり、差別化が図りやすいポイントでもありますね。スペックや仕様は公式サイトなどで調べればわかることだと思うので、個人的にイイと思ったところをピックアップして評価します。
  5. コスパ・・・最後の評価ポイントはコスパです。上の4項目だけで点数をつけてしまうと、どうしても値段が高いものほど有利になってしまいます。そのため、公平性を保つという観点から、値段も考慮して総合的に評価していきます。

・各項目10点満点でトータル50点が最高点です。

・あくまでも私の主観による感想です。

いざ評価

音質

10点

感動しました。一言で言えば尖った部分がなくフラットな印象。そもそもこのヘッドホンはモニターヘッドホンであり、原音を忠実に再現することを目的として作られています。

かといって平凡というわけではなく、低域〜高域まで一つ一つの音がかなりクリアで、オールマイティな1台といえます。

ドンシャリサウンドが好みな方には物足りないかもしれませんが、フラットである=イコライザ調整で融通が効くというメリットもありますので、自分好みの音にしやすいです。

デザイン

7点

続いて見た目はと言いますと、モニターヘッドホン感がかなり強いので、どう頑張ってもファッション性はありませんw

しかしながら、質感はとても良く、チープさは全くありません。特に壊れやすい関節部分などもしっかりしており、この質感で300gはかなりイイと思います。

ヘッドホンにファッション性を求めないけど、質実剛健なカンジがいい!って方にはオススメできます。

フィット感

8点

フィット感は個人差が大きいですが、私は概ね良好だと感じました。顔の大きさは普通くらいですが頭が張っているため、ヘッドバンドの長さが心配でした。実際はまだまだ余裕がありました。

左右の締付けは若干ですが強いかなといった印象でした。痛くなるほどではないので気にせず使っています。

あとはイヤーパッドが合皮タイプですので多少の熱こもりや蒸れが気になりますね。

ヘッドバンドを最小まで縮めた状態
ヘッドバンドを最大まで伸ばした状態
このようにハウジングを180゚回転させることができるので、首にかける時も違和感がない。

その他の機能

9点

使い始めてまず良かった点はマルチポイント接続が結構便利だということです。スマホをはじめbluetooth搭載デバイスを2台持ちしていてどっちもよく使うという方は、いちいち接続を切り替える必要がないため、ストレスが無くなりました。バッテリーの持ちもフル充電で50時間持つのでなかなかイイと思います。充電端子はUSB-Cで急速充電にも対応しています。

また、Connectという専用アプリに対応しており、このアプリを利用することでイコライザの調整や低遅延モードへの切り替え、サイドトーン(外音取り込み)のオンオフなどが行なえます。ATH-M50xBT2の機能を最大限まで活かせるようになるので、ぜひダウンロードしましょう。

私はサイドトーンの必要性を感じない(外音が必要な環境ではヘッドホンを使わない)のでせっかくの便利機能ですがオフにしています。性能とはすこし違いますが、音量調節や電源ボタン、ペアリングボタンが1箇所にまとまっているため慣れるまでは間違って押してしまうことがあります。

左耳側のみにある操作ボタン。一番右の丸いのがペアリングボタンで左へ順に音量+、電源、音量-となっており、少々ややこしい。慣れたら全然平気。
こんな感じでコンパクトにたためるので携帯性も◎
専用アプリ「Connect」はこんな感じ。

コスパ

9点

現在の定価は23800円となっており、気軽に買える値段でないことは確かです。

しかしながら音質、充実した機能、長いバッテリー駆動時間、質感、専用アプリ、これらの全てが高水準にまとまっており、特に有線接続時の音質はもちろん、Bluetooth接続時の音質もなかなかのものです。

欲を言えばノイズキャンセリングや超低遅延コーデックであるaptx LLに対応してると、もっと普段使いに向いたヘッドホンになると感じますが、そこまでいくと3万円~が妥当な価格設定になってきます。

デザインにこだわりたい人以外は、このATH-M50xBT2を1台持っているだけでほとんどこなせる万能な1台です。

合計 43点/50点

まとめ

いいところ

  • どの音域もクリアでムラがない。
  • チープ感は無く、造りもしっかりしている。
  • 2台の端末に同時接続できるマルチポイントを搭載
  • 急速充電対応&50時間バッテリーで無線メインの方も安心。充電が切れたら有線でも使える。
  • 専用アプリ「Connect」で自分好みにカスタマイズできる。アプリ自体の出来もかなりイイ。

気になるところ

  • ヘッドバンドの側圧がちょっとだけ強め。
  • 合皮イヤーパッドは夏に結構蒸れる。
  • デザインがおしゃれではない(個人的には好き)
  • サイドトーンやマルチポイントなど、人によっては使わない機能もある。
  • コントロールボタンが1箇所に集中しており慣れが必要。

最後に

ATH-M50xBT2はヘッドホンの基本的な性能が高水準にまとめられた1台で、便利な機能も充実しており、2万円ちょっととしてはかなり良くできています。

現在Amazonでは約21000円で売っていますのでオトクですね。楽天やYahooショッピングなどでも買うときは定価がほとんどですが、ポイントキャッシュバックがでかいので、結果的に楽天やYahooショッピングの方が安いこともあります。

家電量販店でもポイントキャッシュバックを行っているところがほとんどですので、うまく活用してみてください。

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